照射前の毛抜きの仕様はトラブルの原因になります。
照射前に毛を抜いてしまうと、毛根から根こそぎ毛を抜いてしまうことになるためレーザーがメラニン色素に反応せず、照射をしても毛を元から断つことができません。
毛を抜いたら最低3週間は期間を空けてください。
カミソリなどの剃毛はおこなっていただいてかまいません。
日焼け後の肌への照射は、お肌にダメージを与えます。
医療レーザー脱毛のレーザーはメラニン色素に反応します。
極度に日焼けした黒いお肌だと皮膚のメラニンにも反応してしまうため、一時的にダメージを受けやすくなる可能性が高くなります。
脱毛を予定される前は強めの日焼け止めを使用するなど十分に注意してください。
ひじ下やひざ下など夏場に露出が多くなる部位は秋頃からの脱毛スタートがベターです。
持病や体質をご確認ください。
アレルギー体質、ケロイド体質の方などお肌に皮膚疾患をお持ちだったり、脱毛について皮膚へのご不安がある方は医師のカウンセリングを事前に受診ください。
部位・体質にもよりますが、まれに瘢痕またはケロイド状に痕が残る場合や毛が太くなるなどの場合がございます。
正しいサイクルを守って、効率よく脱毛を行なっていきましょう。
医療レーザー脱毛は成長期の毛根に対して反応し効果を発揮しますが、休止期の毛に照射してもレーザーが毛根に反応しないため効果がありません。
早く脱毛を終わらせたいと間をおかずに照射をしても意味がないので、部位に合った毛周期のサイクルを守り、適したタイミングで照射をおこないましょう。
例えばワキなら約1.5~2ヶ月がサイクルです。
施術後の肌のお手入れについて
医療レーザー脱毛の施術を受けた直後のお手入れはとても大切で、お肌にダメージを与えないために適切なお手入れをする必要があります。
医療レーザー脱毛を受けた直後はレーザーの照射によってお肌が軽い炎症状態となりほてりが生じますが、大抵は2~3時間ほどで治まります。
腫れが生じたり痛みが伴うといったことはほとんどなく、軽く日焼けした程度のごくごく軽いほてりです。
脱毛後はお肌が敏感な状態となっているため、保湿用ローションでお肌に水分を与えるなど、お肌を守るための保湿を常に意識するようにして下さい。
施術後の入浴について
施術を受けた当日でもシャワーを浴びることが出来ますが、熱めのシャワーだと敏感になったお肌にダメージを与えてしまうため、湯温はぬるめに設定して下さい。
ボディソープを使用しても構いませんが、タオルでお肌をゴシゴシこすらずに手でそっと洗うか、絹タオルなどの柔らかいタオルなら使用しても問題ありません。
ナイロンタオルは敏感なお肌を傷つけてしまうため、レーザー脱毛を受けた数日は使用しない方が良いです。
シャワーを浴びるのは問題ありませんが、体温が上がることを避けるため施術当日は入浴は控え、サウナ、飲酒、運動など体温が上昇する行為は控えるようにして下さい。
紫外線もお肌にダメージを与えてしまいますので、外出する際は日焼け止めを塗ったり肌が隠れる衣服を選びましょう。
施術後のメイクについて
メイクは施術当日からでも可能です。
ただし、あまりお肌に負担をかけないように、薄化粧にしていただいた方が無難です。
まとめ
医療レーザー脱毛は特殊な光を照射して熱を発生させ、毛根部にダメージを与えることで脱毛効果を得ています。
毛根部にダメージを与えることで一時的に皮膚のバリア機能が損なわれてしまうため、お肌に雑菌が入らないように注意する必要があります。
バリア機能が低下した状態で雑菌が入ると毛嚢炎(もうのうえん)が発生する恐れがあります。
毛嚢炎は毛穴の周囲が赤くなり、症状が進行するとニキビとなってしまうので注意が必要です。
脱毛後は雑菌が入らないようにお肌を清潔に保つようにして下さい。
だいたい1週間ほどでお肌も通常の状態と戻っていき、次回の脱毛は2ヶ月以上の期間を置き、毛が生え揃ってから施術を受けるようにして下さい。
毛が生え揃うサイクルは個人差がありますので、生え揃うまでしばらく期間を空けます。
脱毛後に行うお手入れは美肌維持にも役立ちますので、常に保湿をしたり、お肌にダメージを与えないように意識することが大切です。
術後はお肌が敏感になっているということを意識し、熱いお湯に触れたり体温が上昇することを控え、お肌に刺激を与えないようにいつも以上に注意するようにして下さい。
自己処理で起こるトラブルについて知ってください。
自己処理は手軽に自宅でできるメリットがありますが、やり方を間違えてしまうとお肌を傷つけてしまうことも。
ここではよくある自己処理の方法のトラブルを挙げていきます。
① カミソリ、シェイバーで毛を剃る
レーザー脱毛を始める前に、事前の処理としてカミソリやシェイバーの使用をお願いしていますが、あくまでレーザー脱毛時の準備としてのもの。
剃毛は毛が見えているところの処理は可能ですが、根元から毛を処理していないのですぐに発毛してしまいます。
処理回数が多いので皮膚へのダメージも増え、切り傷などで色素沈着の原因にもなりますし、毛が黒くポツポツ残ってしまうことも。
② 毛抜き、ワックスで毛を抜く
カミソリやシェイバーと比較すると毛を根元から引き抜くため、効果が長持ちしてきれいに仕上がりますが、毛を抜いたときの痛みが強く、不衛生な状態から毛嚢炎(もうのうえん)を引き起こしたり、毛が途中で切れ皮膚の下で伸びてしまう埋没毛(まいぼつげ)ができる原因にもなりかねませんのでお肌への負担は決して軽くはありません。
③ 除毛剤で毛を溶かす
薬剤を使用して毛の見えるところを科学分解していくため、痛みはありませんが薬剤が合わないと皮膚がかぶれたり、炎症を引き起こす可能性があります。
見えている毛の部分だけがきれいになるので、時間が経つとすぐに毛はまた生えてきます。